乾性フケと脂性フケの見分け方 間違うとケアが違うので注意
乾性フケと脂性フケの見分け方 間違うとケアが変わるので注意
乾性フケと脂性フケの見分け方は、結構難しいです。
同じ人のフケでもは湿度・温度や、体調による皮脂分泌量の変化によって変わってくることがあるからなんです。
冬の乾燥する季節は乾性フケが多く、梅雨などの湿気が多い時期は脂性フケが多い傾向があります。
ただ、フケは頭皮の垢のようなもので、普段から出ています。ただ、小さすぎて目に見えないだけです。
フケ=不潔ではなく、フケは頭皮の垢のようなもので、頭皮が生まれ変わる(ターンオーバー)たびに落ちているんですね。
頭皮が炎症などで異常になると、頭皮のターンオーバーが早くなるとフケが大きくなり、目立ってくるようになります。
目立つようなフケが出てくるようになると、頭皮に異常がある証拠ですので、乾性フケと脂性フケを見極めて、対策を早めにする必要があります。
そこで、乾性・皮脂性フケの見分け方についてご紹介します。
■乾性フケと皮脂性フケの見分け方は?
乾性フケか皮脂性フケを見分けるには、落ちたフケや頭に付いているフケ、頭皮の状態等によって判断します。
<乾性フケの特徴>・細かくパラパラと落ちる・髪をかくと粉のように落ちてくる・頭皮がカサカサする・生え際に乾燥したウロコ状の湿疹がある・お肌が乾燥肌の方が多い
<脂性フケの特徴>・大き目のフケで、髪や頭皮にくっつきやすい・頭皮が脂っぽい、ベタつく・頭皮に黄色っぽい塊が出来る・強いかゆみがある・頭皮に赤みがある・自然に抜けた抜け毛の根本が白い
乾性フケと脂性フケは、必ずこうなる!というのがないので、該当する点が多いほうのフケになります。
■乾性フケの原因と対策
乾性フケが出る原因は次のような点です。
・加齢、空気の乾燥、シャンプーによる皮脂の落としすぎで、頭皮に皮脂が少なくなる・皮脂が少ないと、頭皮が乾燥して頭皮の角質が剥がれ落ちてフケが出る
対策としては、次のような事が挙げられます。
・洗浄力が弱いシャンプーを使う・シャンプーをやり過ぎない(多くて1日1回)・頭皮を保湿する
■脂性フケの原因と対策
脂性フケが出る原因は次のような点です。
・頭皮の皮脂が過剰で、頭皮にいる細菌(真菌など)が、頭皮に炎症を起こす・炎症が起きた頭皮を治すために、皮膚の代謝が早くなりフケが出る
対策としては、次のような事が挙げられます。
・頭皮の細菌を殺菌する・炎症を悪化させない刺激の弱いシャンプーを使う・シャンプーを適度にやり、皮脂を減らす・皮脂が出すぎなような生活習慣にする(食事・睡眠など)
脂性フケは、脂漏性皮膚炎という皮膚の病気になっていることがあります。
強いかゆみが出ることが多く、かゆみで手でかきむしってしまい、頭皮が傷ついてボロボロになって、さらにフケが出る悪循環になります。
脂漏性皮膚炎になると、なかなか治りづらくなるので、辛抱強くケアをしていくことになります。
目に見えるフケが出てきたら、まずは頭皮の負担を減らして、頭皮を正常化する対策をしていってくださいね。