石鹸シャンプーのベタつきを解消 よくある頭皮トラブルとは?
石鹸シャンプーのベタつきを解消 よくある頭皮トラブルとは?
石鹸シャンプーを始めたら、ベタつきが気になりませんか?
頭皮によいと石鹸のシャンプーを始める方も多いですが、石鹸シャンプーは人によって合う・合わないがあります。
石鹸シャンプーは合成洗剤シャンプーに沢山入っている化学合成の物質は入っていません。
ですが、石鹸シャンプーは、使い勝手・お肌との相性、使い始めの頭皮トラブルがあるので注意が必要なんです。
特に、石鹸シャンプーの使い始めは、頭皮の皮脂分泌の調整が上手く行かずに、ベタつき・石鹸カス・フケが出ることがあります。
<石鹸シャンプーを使い始めて起きる頭皮トラブル>
1.頭皮のベタつき
髪のベタつきは、石鹸シャンプーで洗い流された頭皮の皮脂が過剰に分泌されることで、ベタつきが起きます。
皮脂の分泌過剰は、ベタつきだけでなく頭皮の毛穴をふさいで炎症を起こしてフケになることもあります。
これは、石鹸シャンプーの石鹸成分が強アルカリ性で、酸性のリンスでしっかり頭皮を中和できていないことも原因にあります。
頭皮は弱酸性ですので、強アルカリ性の石鹸で洗うと、拒否反応が起きるため、お肌が弱い方は合わないこともあります。
そのため、頭皮のベタつきが続くとフケが出たりするので、注意が必要です。
フケが出たら石鹸シャンプーはすぐ中止して、フケ専用シャンプーですぐにフケの広がりを止めるようにしてください。
2.石鹸カスが出る →髪のベタつきの原因にも
石鹸カスは、水道水に含まれるカルシウムなどの成分が石鹸の成分と反応してできるものです。
石鹸カスは、脂肪酸カルシウム・脂肪酸マグネシウムといった成分で、このカスも髪の毛のベタつきになる原因にもなります。
石鹸カスは白いので、フケと間違えやすいです。石鹸カスとフケの見分け方は、ベタベタしているかどうかです。
石鹸カスは水を吸うとベタベタした感じの粉になります。
フケの場合は頭皮をチェックしてみて皮膚に傷んだところがないか確認してみると見分けが付きます。
石鹸カスを減らすには、石鹸シャンプーをよく泡立てるか、リンスを別のものに変えてみるのもよいです。
しかし、石鹸カスがずっと出て髪がベタつく状態にしていると頭皮トラブルが起きやすいです。
するとフケが出てくるようになるので、石鹸シャンプーは中断して湯シャンなどに切り替えるとよいです。
3.髪がギシギシ・ゴワゴワになる
石鹸シャンプーを使った後は、どうしても髪の毛がギシギシ、ゴワゴワになります。
髪は、ベタつきとギシギシ・ゴワゴワになることで、ブラッシングをすると、摩擦で髪が傷みやすくなります。
合成洗剤のシャンプーでは、シリコンなどで髪の毛をコーティングするため、髪の毛に摩擦が起きづらく、サラサラでつややかな髪の仕上がりになります。
石鹸シャンプーは、合成洗剤シャンプーのようなサラサラでつややかな髪になるのは難しいです。
髪がキレイな10代〜30代ですと、髪の毛が細くなってくると、ギシギシの髪だと薄毛が目立つようになるので注意したいです。
石鹸シャンプーは、無添加で成分はよいですが、年齢やお肌の状態によっては、あわないこともあります。
特に使い始めてフケが出てくるようなら、すぐに中止をして、弱酸性のお肌にやさしいフケ専用シャンプーを使うことをおすすめします。
フケが出てもしばらくすると治る、という方もいますが、悪化すると脂漏症皮膚炎という治りづらい皮膚炎になってしまいます。
脂漏性皮膚炎は、大量のフケとかゆみがでて、非常にツライ思いをしますので、フケ対策は十分気をつけて石鹸シャンプーを使って頂きたいです