排卵と抜け毛の関係は?女性ホルモンで薄毛になる原因とは
排卵と抜け毛の関係は?女性ホルモンで薄毛になる原因とは
排卵と抜け毛の関係を知っていると、将来の薄毛対策ができます。
女性の髪の毛の悩みとして取り上げられることがある抜け毛、薄毛は女性ホルモンと密接な関係を持っていると言われています。
排卵と生理のサイクルがあるため、女性ホルモンのバランスは、約28日の周期で変化します。
抜け毛や薄毛の原因になるのは、女性ホルモンが減少する排卵のタイミングで、生理前に抜け毛が増える女性も多いようです。
<抜け毛は女性ホルモンが原因で起きる?>
抜け毛や薄毛のトラブルは、食事や生活習慣にも深い関係があると考えられていますが、女性の場合にはホルモンバランスに強い影響を受けます。
女性ホルモンのエストロゲンは排卵や生理の周期によって、分泌量が減少することがあります。
エストロゲンが減少した場合、もう1種類の女性ホルモンのプロゲステロンが増加します。
ふたつの女性ホルモンにはそれぞれ髪の毛に対しての異なる働きがあるため、ホルモンバランスによって抜け毛や薄毛が増えると言われています。
<女性ホルモンのエストロゲンと髪の毛の関係とは?>
エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンは、髪の毛の成長を促進したり維持したりするために必要だと考えられています。
つまり、エストロゲンが分泌されている間は髪の毛がしっかりと成長するのですが、排卵などの周期によって減少すると髪の毛の成長をキープできなくなると考えられます。
もうひとつの女性ホルモンにプロゲステロンと呼ばれるものがありますが、プロゲステロンが分泌されると抜け毛が増えるケースがほとんどです。
プロゲステロンは皮脂を活発に分泌させる働きも持っているため、多く分泌される期間には頭皮の皮脂が多くなることで抜け毛や薄毛、その他の頭皮トラブルも増えると言われています。
皮脂汚れで頭皮トラブルが起きないようにシャンプーを使ってヘアケアをすることも大切です。
<排卵以外でもエストロゲンは減少する?>
女性のホルモンの変化が顕著になることには、排卵と生理の周期や妊娠などが挙げられます。
ただ、年齢を重ねることによって女性ホルモンのエストロゲンが減少する、更年期が存在することもヘアケアのために考えておく必要があります。
更年期は閉経を挟んだ前後10年くらいの期間を指し、40代以降の女性に多く見られます。
髪の毛を成長させたり、成長する状態を維持するために欠かせないエストロゲンが減少するため、抜け毛や薄毛の原因になると考えられています。
また、排卵の周期や更年期だけではなく、ストレスを溜め込んだり血液の流れが悪く冷えを起こしている場合にも女性ホルモンのバランスは乱れて髪の毛に影響を与えます。
<女性ホルモンの働きをサポートするためには?>
抜け毛や薄毛の原因になることがある女性ホルモン、エストロゲンの減少は、食事を少し工夫するだけでもかなり改善されると言われています。
エストロゲンと非常によく似た働きをする「大豆イソフラボン」を積極的に摂取するとよいです。
大豆イソフラボンは、豆腐や納豆、味噌などに多く含まれていて、豆乳を飲む方法でもしっかりと補うことができます。
特に生理不順や更年期など、女性ホルモンのバランスが乱れて起きる抜け毛や薄毛の原因に対しては、大豆イソフラボンの摂取はお勧めの方法です。
女性に起きる抜け毛や薄毛に対してはシャンプーなどでハリやコシを与えるヘアケアをすることも大切です。
女性の体の変化に合わせて女性ホルモンのバランスが変化することは、広く知られるようになってきたことです。
自分の排卵や生理の周期をチェックして、エストロゲンが減少する期間に入ったら、特にヘアケアを丁寧に行ったり、大豆イソフラボンの摂取をするように生活を工夫するといいですね。
エストロゲンは排卵や生理だけでなく、更年期にも急激に減少するため、年齢を重ねることによって抜け毛や薄毛が増えるとも考えられています。
日頃から女性ホルモンのバランスが必要以上に乱れないように、ストレスなどに対処してみていただきたいです。