薄毛と髪の毛の生えるサイクルって関係あるの?
薄毛と髪の毛の生えるサイクルって関係あるの?
薄毛と髪の毛が生えるサイクル(ヘアサイクル)の関係についてご紹介します。
髪の毛は、一般的な方で、 約10万本あると言われています。
そして、健康な髪でも、多くて1日100本程度は自然に抜けています。(季節による変動はあります)
髪の毛は、2〜6年くらいかけて成長し、数ヶ月成長が止まった後、抜けて、新しい髪に生まれ変わるヘアサイクルを繰り返します。
ヘアサイクルが乱れたり、成長サイクルが早くなったりすると、薄毛につながります。
そのため、抜け毛が増えてきた、薄毛が心配・・という方は、ヘアサイクルを意識しますと、育毛ケアがやりやすくなります。
<髪の毛の生えるサイクル>
1.成長期: 約2〜6年(正常時)
髪の毛が伸びて成長する時期です。
成長期に髪の毛が伸びないと、新しい髪の毛が生えてきません。
薄毛の方は、成長期が短くなっていることが多いです。
そのため、髪の毛をしっかり生やすには、成長期に健康な髪の毛が生えるような頭皮や体の状態にしておくことが大切です。
2.退行期: 約1ヶ月(正常時)
毛根が退行し、髪の毛の成長が止まっていきます。
3.休止期: 3〜4ヶ月(正常時)
毛根が休止し、髪の毛の成長が止まる時期です。しばらく髪の毛の成長が止まった後、次の髪の毛の根が作られ、成長期に移ります。
休止期は、育毛剤などでがんばって育毛しても次の成長期になるまでは、新しい髪は、生えてこないです。(といって、育毛ケアをやめないでくださいね!!)
また、髪の毛がすべて同じヘアサイクルで発毛・脱毛を繰り返しているわけではありません。
髪の毛全体の約10%程度が、休止期で、それ以外が、成長期・退行期になっていると考えられています。
女性で薄毛になる方は、ホルモンバランスの崩れ、ストレス、出産などにより、休止期が長くなり、成長期が短くなってしまうパターンが多いです。
成長期が短いため、産毛くらいに髪が成長した後、また休止期に入ってしまうため、いつまでたっても、髪の毛が長くならないということになります。
そこで注意したいのは、育毛剤などのケアをしている場合、休止期に入っていると、効果を実感しづらくなる点です。
そのため、育毛剤は、少なくとも2,3ヶ月は、使ってみて効果を判断してみていただきたいです。
育毛ケアは、結果をすぐ求めずにじっくりやっていくことが大事です。
5年後、10年後の髪の毛の状態が良い感じにキープできるようイメージして、毎日のケアをしていきましょう。