円形脱毛症の種類と原因|どんな人がなりやすい?
円形脱毛症の種類と原因|どんな人がなりやすい?
円形脱毛症の種類と症状、なりやすい人の傾向などをご紹介します。
円形脱毛症とは、髪に数センチ程度の円形の脱毛ができてしまう症状です。状態が悪いと、複数箇所に出来たり、脱毛範囲が広くなります。脱毛は、髪の毛だけでなく、眉毛、体毛などにも発生する厄介な症状です。
<円形脱毛症の種類は?>
円形脱毛症は、次のように脱毛症が出来る場所・範囲で分類されています。数センチの円形だけでなく、状態により場所や範囲が変わってきます。一度改善しても、また再発することもあるので、注意が必要です。
・通常円形型:数センチの円形ができるケース、繰り返し発生することがある・帯状型:頭に帯状に脱毛してしまうケース・全頭型 :すべての頭の髪が抜けてしまうケース・汎発型:すべての髪の毛と体毛が抜けてしまうケース
<どんな人が円形脱毛症になりやすい?>
円形脱毛症が発生する人は、女性は男性より発症しやすい傾向にあります。女性は、男性の約1.5倍ほど、発症率が高くなっています。
発症する年齢は、ほとんどの年齢層で発症していますが、20代が一番多くなっています。
性格は、几帳面・マジメといったストレスがたまりやすい方がなりやすい傾向にあります。
ですので、円形脱毛症で悩んでいるのは、20代の女性で、ストレスも溜まりやすく、非常に悩みが深い髪のトラブルです。
円形脱毛症と思われる症状などがあるようでしたら、早急に皮膚科に行くことをおすすめします。
<円形脱毛症の原因は?>
円形脱毛症の原因については、正確にはまだ医学的に分かっていません。
円形脱毛症と言うと、ストレス原因とも考えられていますが、医学的なデータはありません。ただ、マジメで几帳面な性格の方がなりやすい傾向があるため、ストレス性の要因がキッカケとなって、脱毛症が起きると想定されています。
また、最近注目されているのが、「自己免疫疾患」が原因という説です。
通常、人間の体は、体の中に「異物」と思われる細菌・ウィルスが入ってくるとそれを体が外的から身を守る「免疫」が働く機能が働きます。
「自己免疫疾患」では、それが正常に働かず、何かしらの原因で髪の毛の一部の細胞が「異物」と認識されて、脱毛してしまうと見られています。
<円形脱毛症のち療法・対処法は?>
円形脱毛症は、原因が、明確に分かっていないため、治療法・対処法は、確実には、確立されていません。いくつかのやり方を試して、効果的な方法を使うといった個別に治療する方針をとります。
今では、頭皮の発毛を促進する薬や、頭皮を刺激する方法、免疫抑制する薬などを使って改善する方法など様々あります。
また、生活習慣を見なおして、栄養をシッカリ取る、睡眠をとるなど生活リズムを整えて、体を正常化するようにします。
時間は多少かかることもありますが、一時的な脱毛であることも多いので、早めの病院治療をすること、焦らずにストレスを溜めないことが大事です。