1,2-ヘキサンジオールの毒性は?シャンプー配合は安全か
1,2-ヘキサンジオールの毒性は?シャンプー配合は安全か
1,2-ヘキサンジオールとは、抗菌剤や保湿剤として利用されている成分です。
合成された多価アルコールの一種で、主に洗顔ソープ・シャンプー・ボディソープなどから化粧水・乳液・クリーム・サンスクリーンなどの化粧品も含め、幅広く配合されています。
シャンプーなどに含まれる場合は、抗菌(防腐剤)・保湿の効果で配合されることが多いです。
「1,2-ヘキサンジオール」の成分名称は、一般名称になります。
1,2-ヘキサンジオールの別名としては、ヘキシレングリコール・1,2-ヘキシレングリコール・1,2−オクタンジオール混合物・カプリリルグリコールなどとも呼ばれることもあります。
類似成分としては1,6-ヘキサンジオールなどが挙げられます。
1,2-ヘキサンジオールの効果・効能についてですが、ほんの少量でも効果が出ることが特徴です。
水やアルコールに溶けやすく化粧品などに配合する場合に、わずかに2%と非常に少ない量でも優れた抗菌力を発揮することができます。
常温でもおよそ1ヶ月間の長い期間に渡り雑菌の繁殖を防ぎ、製品を安定させ状態を保つことができます。
一般的に成分によっては、素材との組み合わせにより効果が低減したり毒性を有することもあります。
ですが、この成分の場合は他との組み合わせにおいても問題なく幅広く利用することができます。
また肌に塗布した場合は水分の蒸発を防ぐ保湿効果もあり、洗い上がりの肌の乾燥を防いで潤いを保つことができます。
1,2-ヘキサンジオールの安全性・毒性・注意点などについてですが、同様の抗菌力を有するパラベンなどの防腐剤は刺激が強く嫌がられる傾向があるのですが、この成分の場合は安全性が高いことからノンパラベンを称する製品に配合されていることが多くなります。