PEG60-水添ヒマシ油の毒性は?シャンプーに使っても安全?
PEG60-水添ヒマシ油の毒性は?シャンプーに使っても安全?
PEG60-水添ヒマシ油とは、天然由来成分を配合して作られる界面活性剤または溶化剤として利用されている成分です。
原材料はトウゴマの種子から絞った植物油であるヒマシ油に水素を添加しPEG-60を合わせた成分です。
主にシャンプー・リンスから化粧水・乳液・ハンドクリームなどの化粧品などに広く配合されています。
医療の分野でも溶化剤として利用されています。
このPEG60-水添ヒマシ油は一般名称になりますが、それ以外の別名ではポリオキシエチレン硬化ヒマシ油やなどと呼ばれることもあります。
類似成分としてはイソステアリン酸PEG-58水添ヒマシ油などが挙げられます。
PEG60-水添ヒマシ油の効果・効能は、水に溶けにくい油分などの成分を溶かす乳化作用があります。
肌に塗布した場合は表面を覆うことで肌に含まれる水分の蒸散を防ぐ効果があります。
特に洗顔後や入浴後は肌の脂質が必要以上に落ちてしまい肌が乾燥しやすくなるのですが、そうした場面で塗布することで乾燥から守り肌のバリア機能を有効にすることができます。
PEG60-水添ヒマシ油の安全性・毒性・注意点は、植物由来成分であることから肌に対しては刺激性が低く、安全性が高い成分として広く利用されています。
毒性を有しておらず製品の品質を安定させる効果もあることから、肌の状態に関わらず様々な方に利用することができ、医療の製品に添加されることも多く利用が進んでいます。