ポリクオタニウム-7に毒性はある?配合シャンプーの安全性
ポリクオタニウム-7に毒性はある?配合シャンプーの安全性
ポリクオタニウム-7とは、カチオン化高分子に分類される陽イオン界面活性剤です。
原材料はアクリル酸アミドやジメチルジアリルアンモニウムクロリドなどを合成し重合体として作られる成分になり、主に洗顔ソープ・シャンプーなどに配合されています。
このポリクオタニウム-7は一般名称です。
それ以外の別名では化学名として塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液などと呼ばれることもあり、類似成分としてはポリクオタニウム-6やポリクオタニウム-10などが挙げられます。
ポリクオタニウム-7の効果・効能についてですが、シャンプーに配合することで泡立ちがよくなり洗浄力を高めることができます。
さらに、毛髪や皮膚の表面に被膜を作ることで保護し、シリコンのように痛んだ髪をカバーするコンディショニング効果があります。
シリコンよりも皮膜は柔らかく優しくカバーできるなど機能面で優れており、髪に対するコンディショニング効果や帯電防止としての役割、さらには殺菌効果も期待できます。
ポリクオタニウム-7の安全性・毒性・注意点などについてですが、成分の特徴として肌や髪の表面を薄い皮膜でカバーする事になりますので、シリコンと同様に悪影響が心配される向きもあり皮膚への浸透性について懸念されます。
現在のところ悪影響に関する具体的な報告はなく、一般的な製品に配合されている分量の範囲では特に問題が生じることはありません。