<シャンプー・育毛剤の成分を知るということ>
シャンプー、育毛剤の成分の名前は難しくて訳が分からないので、シャンプーは、どれでもいいや!となっていませんか?
確かに、シャンプーの成分名は、長くて難しい名前が並んでいて、20〜50つの成分が配合されていたりして見る気になれませんよね。
でも、普段使うシャンプー、育毛剤だからこそ、チェックして頂きたいです。
<シャンプーの構成知っている?>
シャンプーの成分をチェックするには、まずシャンプーがどういう構成でできているのか知る必要があります。
シャンプーの成分の構成は、
・洗浄成分・防腐剤成分・香料成分・育毛成分
などでできています。
特にシャンプーの安全性を見るのは、洗浄成分と防腐剤成分です。
洗浄成分は、頭皮の汚れを取る成分で、シャンプーの質を決めている大事な成分です。
洗浄剤には、界面活性剤という脂を取る成分により、頭皮・髪の毛にやさしいかどうかが決まります。
洗浄剤の界面活性剤には、石油系、アミノ酸系、ベタイン系、石鹸系などがあります。
特に、刺激が強い成分としては、ラウリル硫酸〜、ラウレス硫酸〜という名前がついた洗浄成分です。
ラルリル硫酸・ラウレス硫酸〜は、台所洗剤にも使われるほど強い洗浄力があり、値段が安いために多くのシャンプーに採用されています。
シャンプーだけでなく、洗顔料やボディーソープなど沢山の用途に使われているので注意が必要です。
防腐剤成分は、シャンプーが腐らないよう保つための成分です。最近は使われていませんが、頭皮に悪いパラベンなどがあります。
現在は、パラベン不使用のシャンプーの多くは、BG、フェノキシエタノールなどが使われます。
シャンプーが頭皮・髪の毛にやさしいかをチェックするには、洗浄剤、防腐剤をチェックするようにします。
<シャンプーの成分の名前の法則性とは?>
シャンプーの成分の名称は、一見難しいように見えますが、名前に「法則」があることをしれば、そんなに難しくありません。
この成分の名称は、化学で名前をつける法則に則って付けられています。
例えば、「コカミドプロピルベタイン」を例にとって見てみます。
このコカミドプロピルベタインは、3つの単語に分解できます。
・コカミド=ヤシの実から生成されるヤシ油脂肪酸・プロピル=プロパンから水素を1つ取ったアルキル基・ベタイン=サトウダイコンから取れるアミノ酸の一種
シャンプーの成分は、単語を分割してみれば、その成分がどのようなものか、おおよそ分かります。
コカミドプロピルベタインは、
コカミド=ヤシの実からとれた油脂肪酸で、ベタイン=サトウダイコンからとれたアミノ酸が結合されたものなので、
天然由来のあまり刺激が強くない成分かも?という推測ができます。
〜ベタインという単語が入っていれば、ベタイン系シャンプーとわかります。
他には、
・ラウリル硫酸〜、ラウリン硫酸〜=高級アルコール系シャンプー・ココイル〜、コカミド〜=アミノ酸系シャンプー・脂肪酸エステル、脂肪酸ナトリウム=石けんシャンプー
と言った感じで、単語に注目するとどういうシャンプーか分かるようになるんですね。
*シャンプーの種類を詳しく知りたい方は→
コチラへ
ただ、成分を組合せをすることで、危険な成分になったり、安全性が高い成分になったりするので、最終的には成分名で調べる必要はあります。
このようにして、シャンプーを手にとった時に、原材料名をざっと見て、何系のシャンプーか?見られるようになるといいです。
これは、シャンプーに限らず、洗剤や、石けん、洗顔石鹸、ボディーソープなど「洗うもの」全体にいえますので、知っておくと便利です。
もし、ずっと長くお肌をキレイにしたい、子供に悪いシャンプー・石けんは使わせたくないのでしたら、成分名で製品をチェックになるといいです。
シャンプー・育毛剤の成分 辞典(アルファベット)順
調べたい成分のアルファベットから選んでくださいね。
<シャンプー・育毛剤 成分一覧>