ポリクオタニウム-51 毒性 安全性

ポリクオタニウム-51とは、生体膜に似た水溶性ポリマーの保湿剤です。

原材料は2-メタクロイルオキシエチルホスホリルコリンとメタクリル酸ブチルなどを
合成し重合体として作られる成分になります。

主に化粧水･ファンデーション・乳液・サンスクリーンなどを始めとする
化粧品全般で広く配合されています。

このポリクオタニウム-51は一般名称になりますが、それ以外の
別名ではリン脂質ポリマーなどと呼ばれることもあり、類似成分としては
ポリクオタニウム-61・ポリクオタニウム-64・ポリクオタニウム-65などが挙げられます。

ポリクオタニウム-51の効果･効能についてですが、元々は医療用として
研究開発されてきた経緯があるため肌との相性が非常に良いです。

皮膚をコーティングして肌が受ける外からの刺激を抑制し、
加えて肌からの水分の蒸発を防ぐ働きがあります。

化粧品などには保湿剤や湿潤剤として配合されており、
保湿成分としてよく知られているヒアルロン酸と比較すると
2倍もの保湿力がある点が大きな特徴になります。

また水に強い性質もあることから水に濡れたり汗をかいても保湿力が落ちず、
特に夏場などに利用する際には大きなメリットがあります。

ポリクオタニウム-51の安全性・毒性・注意点などについてですが、
人間の細胞膜の構造をもとに医療用として開発されたことから安全性が高いです。

毒性も有していませんのでアトピーの症状を持つ方や敏感肌の方でも利用することができます。

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